症例名:症例2 掌蹠膿疱症

日付:2016年10月14日

 

○1995年より、高血圧、高脂血症等で通院の患者さん。 時々、掌蹠膿疱症が発症していた。

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○今回は2005.12.27.発症したと受診。

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○2006.01.26.症状急速に悪化してきたと、受診。
Tp:7.6 Alb:4.5 Zn:64 Al-p:250.

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○2006.01.31.皮疹の悪化ひどく、プロマックの投与開始。食欲良好で味覚障害等はない。

 

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○2006.02.07.

プロマック投与1週間後。すごく軽快した。
ぴりぴりかゆかった。皮疹もどんどん良くなった。F
足蹠に新しい発疹は出なくなった。

[ Zn:78 Al-p:218 ]

 

○2006.02.20.

約三週後。2~3ヶの水疱はあるが、劇的な改善である。

 

 

 

治療経過詳細

 

2005.12.27.

掌蹠膿疱症、発症と受診。

 

2006.01.26.

掌蹠膿疱症 悪化

[ Tp:7.6 Alb:4.5 Zn:64 Al-p:250 ]

 

2006.01.31.

プロマック投与開始。 食欲良。味覚障害無し。

皮疹は今回は05.12.24.頃から発症どんどん悪化した。

 

2006.02.07.

すごく軽快した。ぴりぴりかゆかった皮疹もどんどん良くなった。

足蹠に新しい発疹は出なくなった。

[ Zn:78 Al-p:218 ]

 

2006.02.20.

手掌は良くなった。2~3ヶ水疱が出たが。

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2006.03.22.

03.15.から少し、手掌に皮疹がでた。

 

2006.04.07.

皮疹は乾いた。

[ Zn:86 Al-p:333 ]

 

2006.08.01.

殆ど良くなる

[ Zn:70 Al-p:329 ]

 

2006.08.23.

可成り良い。手背に多少皮疹

 

2006.10.18.

手掌の中心に少し。

[ Zn:67 Al-p:359 ]

 

2007.02.14.

殆ど良い。

[ Zn:81 Al-p:279 ]

 

2007.04. 

最近は発疹発症なし、と言う。

 

 

コメント
我々の診療所は一般の診療所であるから、特殊な病名がつくような皮膚科症例はそれほど多くはない。

研究報告書で報告した掌蹠膿疱症以来、本症乃至は類似の疾患にどうも亜鉛が関与しているらしいことに気づき、亜鉛補充療法をすると、殆どが軽快乃至発症しなくなる。

尤も、我々はそれほど多くの本症の経験がないから、この症例の経過も自然経過であると言われれば、それまでであるが、亜鉛補充療法を試みる以前の成書にある治療法でこれほど劇的な経過を経験していないので、是非是非、皮膚科の専門医は関心を持っていただきたいと思う。
我々は今後も追跡をして行く予定である。

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