症例名:症例7 (難治症例の検討)感染症例-1

日付:2016年10月14日

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2005.08.

脳梗塞にて、右半身麻痺の患者。徐々にADLの低下を認める。

気力なく、ほぼ寝たきりで、ベット上座位保持可。体位自力変換難。

介助により、車椅子移乗可、自走不可。

介護状態は妻、月2回の各1週のショート. ステイ。

 

 

2007.05.

右大転子部に小褥瘡発症。プロマックの投与開始。

Zn:61 Al-p:343 Tp:7.1 Alb:3.8

 

 

2007.08.     頃より、体調崩し、09月には、尿路感染症にて、入院。

 

2007.10.13. 仙骨部に褥瘡発症

 

2007.10.26. 黒色肉芽をデブリ

 

2007.10.30. 6 x 5cmの膿瘍を認められて、切開排膿。大量の膿の排出あり。

…………………..切開口は2cm径の穴をあけ、生食500ccで充分洗滌する。

…………………..菌血症予防として、クラビット 200mg x 2Tの投与を行う

 

2007.11.05. 浸出液きれいで、肉芽もきれいなものとなるが、ポケットは深い。

 

2007.12.14. 開口部はどんどん縮小するが、仙骨前面に径4cmのポケット。

 

2007.12.18. ショート. ステイ 入所時。創口は閉鎖しており、液体貯留を触知する。

 

 

 

現在、感染が認められないので、膿瘍形成時には速やかに、切開排膿することとして、経過観察。

 

 

2008.01.07.  ショート入所時。液体の貯留殆ど触知し難くくなり、感染もなし。

 

2008.05.01. Zn:79 Al-p:300

 

 

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