舌痛症-症例19
【○○19】【1937.】(カルテ番号*****)
【初診】(初診2004/09/22)
【傷病名】(亜鉛欠乏症:味覚障害、食欲不振、アフタ性口内炎、舌痛症)
【現病歴】
10年前頃、甘みがないことに気づく。次第に味が判らなくなって、軽重繰り返すが、殆ど、判らなくなる。
2~3年前より、口から口の周りがビリビリし始め、半年前より舌尖が火傷した様な感じが、
強くなったり、軽くなったりする。酸っぱいものが滲みる。塩味強いのは判る。口内苦みあり。
以前よりアフタ性口内炎あり、最近は1回/月程発症。
【経過】
2004/09/22 初診時:味覚検査 かなり判らない状態。Zn:70 Al-P:176
2004/09/28 以前は、傷がもっと早く治った様な気がする。プロマック投与を開始。
2004/10/12 口内炎が比較的早く治った。いつの間にか食欲出てきて、食べるようになった。
2004/11/08 口内炎ひどくならなくなった。口内の痛いのかなり良い。味が出てきた。
2004/12/06 口内のひどく痛いの良くなって、口内炎生じない。口唇のビリビリ忘れて。
Zn:83 Al-P:194
2005/01/04 のどのイガイガする感じ良くなり、口内中の痛み良くなった。舌の尖端の痛みまだ有り。
口周のビリビリまだとれない。アフタ性口内炎11月より発症せず。
2005/02/14 食欲普通になった。体重増。口内全体であった痛みが、舌尖だけになる。
口唇のビリビリまだあり。
2005/03/15 口唇のビリビリと舌尖の痛みのみ。口内炎全くなく、口内の感じ大変良くなる。
Zn:82 Al-P:263
2005/04/18 舌尖端のビリビリの範囲狭まる。口唇のビリビリ残り、左口角冷たい感じ。
2005/05/23 口内あまりひどく痛くない。口唇同じ。左口角冷たい感じ軽く。
Zn:66 Al-P:182
2005/06/28 小さな口内炎でたが。舌先の痛み常時ではない。下口唇のビリビリ強い。
2005/08/30 食欲出てきて、おいしい感じでる。体重増加。味覚検査:甘味舌先にでる。
Zn:100 Al-P:190
2005/11/02 口唇の痛み少しあるが、気にならなくなる。食べられるのがうれしい。
Zn:71 Al-P:183
2006/04/03 まだ雪が1メートル(遠く遠方より通院の人))口内は殆ど良い。口内炎出来ず。
食欲普通、味はおいしい。口唇周囲のぴりぴりは残っているが、
Zn:94 Al-P:198
2006/08/10 足を悪くして、通院できなかったが、適当にプロマック服用。元気。
2006/11/11 薬のみ、8W持参。
2007/03/24 薬のみ、8W持参して、受診終了。